
検査試薬や医療機器を広く届け、 地域の健康を守っていきたい
PROFILE
営業
岩瀬 有作
2012年新卒入社
経営学部卒。医療になじみはなかったものの、新しいことに挑戦して成長できる環境であること、また愛知県出身で地元に貢献できる企業であることに惹かれて中北薬品を志望。入社後は浜松支店のME試薬関連部に配属され、検査試薬や医療機器などを扱う営業を担当し、2019年にチームリーダーに昇格。

営業活動を進めるにあたって
大切にしていることは何ですか。
私は入社以来、新型コロナウイルス感染症などの検査試薬や、CTやMRIなどの医療機器を扱う営業(MS:Marketing Specialist)としてキャリアを重ねています。メーカーとユーザーをつなぐポジションであるため、双方から信頼を獲得することが大切です。検査試薬や医療機器のメーカーに対しては、ユーザーである医療機関の代弁者となり、生の声をお伝えして製品開発に役立てていただく。そして医療機関のお客さまに対しては、現場でのお困りごとに迅速に対応しています。たとえば検査数値に明らかな異常が出た際、試薬に問題があるのか、それとも機器が故障しているのか、お客さま側では判断できません。そんな時、真っ先に頼っていただける存在になることを目指しています。
お客さまから頼られる存在を目指す岩瀬さんが、
これまで最も印象に残ったエピソードを教えてください。
まだキャリアが浅い若手の頃、ある病院を担当し、当社から検査試薬を導入していただこうと奮闘した時がありました。選択権を持つ検査室の責任者のお客さまはロジカルな交渉を求められる方で、最初はお応えする自信がなかったのですが、それでも毎日「何かお困りごとはないですか?」と訪問。わからないことがあれば、ごまかさずに誠実に対応していくことを心がけました。何か問題があった時は必ず上司が助けてくれましたし、心強いバックアップのもとで徐々にそのお客さまと打ち解けて、私のことを認めていただけるように。最終的に試薬の導入をご決断された時、お客さまから「中北薬品だから買うんじゃない。岩瀬くんだから買うんだ」とおっしゃっていただき、思わず胸が熱くなりました。
お客さまのお困りごとに応えていくなかで、どんな時に地域への貢献を実感しますか。
特に強く感じたのは、新型コロナウイルス感染症に直面した時でした。未知のウイルスで世の中が混乱しましたが、私たちはウイルスを検出するPCR検査試薬や抗原検査キットについて理解があり、メーカーと協力しながら地域にいち早く提供していくことに努めました。当時は医療機関だけではなく企業からも問い合わせが相次ぎ、その対応に追われる忙しい日々でしたが、抗原検査キットを導入いただいた企業のお客さまから「おかげで社内での感染を未然に防ぐことができました」と直に感謝いただいた時は、自分の仕事の意義をあらためて感じました。今後、また新たな感染症が発生するかもしれず、その時はまた私たちが培ってきた知見を存分に活用して、地域の人びとの健康を支援したいと思っています。
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ある一日のスケジュール
Daily Schedule
AM 8:30 | 出社、チームミーティング |
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AM 9:30 | メーカー担当者の来訪対応 |
AM 11:00 | 医療機関から依頼された資料の作成 |
PM 12:00 | 昼食後、営業活動のために外出 |
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PM 13:00 | 医療機関のお客さまを訪問 |
PM 17:00 | 注文品をお客さまに納入後、帰社 |
PM 17:30 | 伝票処理やメーカーからの情報収集 |
PM 18:30 | 退社 |
営業で訪問する医療機関は一日平均4件ほど。一つの医療機関内でも複数の部門を訪れ、さまざまなご相談に対応しています。

キャリアを積んだいま、
中北薬品の成長にどのように
貢献していきたいと考えていますか。
いま私はチームリーダーを務めています。5名のチームを率いていますが、お互いにフォローしながらチームでしっかりと地域の医療課題に対応しており、それは中北薬品ならではの強みだと思っています。これからは、私が経験してきたことをチーム内のみならず、広く社内で共有して企業としてのMS力をアップすることに注力したいと考えています。検査試薬や医療機器はまだまだ市場開拓の余地が残されており、営業活動に役立つ有益な情報を入手すれば、上司に報告してすぐにメールで発信しています。こうして会社全体に良い影響を及ぼせる存在となり、中北薬品がこれからも地域にとってなくてはならない企業であり続けるための力になりたいですね。