医薬品を管理するプロとして 広く医療の現場に貢献していく

PROFILE

薬剤師

山下 夏季

2018年新卒入社

薬学部卒。大学時代の病院実習での気づきからDI業務を志望し、なかでも医薬品卸の中北薬品を就職先に志望。入社後は支店の管理薬剤師として、DIを含めた医薬品管理業務全般を担い、いくつか支店を経た後、現在は名古屋市内の主要拠点に在籍。医薬品の販売業務を支える主力の管理薬剤師として活躍中。

薬剤師を志していた山下さんが、
医薬品卸の中北薬品を就職先に
選んだのはどうしてですか。

大学時代の同級生は病院や調剤薬局を志望する人が多く、私も最初は調剤薬局の薬剤師になろうと考えていました。しかし、薬学部での病院実習中にDI(Drug Information:医薬品情報管理)室での業務を体験し、医薬品の情報を発信する仕事に興味を抱きました。自分の仕事が多くの人に影響を及ぼすポジションであり、とてもやりがいがありそうだなと。そうしたDI業務は製薬企業や医薬品卸にもあると知り、自社開発品のみを扱う製薬企業よりも、さまざまなメーカーの製品を手がける医薬品卸のほうが幅広い知識を得られると思い、地元である愛知県を基盤とした中北薬品を就職先に選びました。入社後は、支店の管理薬剤師として勤務しています。

いま支店内で担当している「管理薬剤師」とは、
どのような仕事なのでしょうか。

支店の管理薬剤師は、法律で配置を義務づけられた役職です。倉庫にある医薬品が適正に保管されているか、販売する際に法律が遵守されているかを確認することが私たち管理薬剤師の役割。基本的に管理薬剤師は支店に1名しか在籍しておらず、医薬品の扱いに関しては自分が決定したことがそのまま支店の判断となるため、責任は重大です。また、支店を新設する時は、管理薬剤師が医薬品販売に必要な許可を保健所などから取得し、保管場所などを提案して業務を立ち上げていきます。私も入社4年目の時に支店の移転に関わり、上司や関係部署の方々と連携して許可の申請を行いました。大変でしたが無事に業務を開始することができ、管理薬剤師として大きな自信につながりました。

支店内で重要な役割を担う立場についていますが、
やりがいを感じるのはどんな時ですか。

支店の管理薬剤師は、DI担当としてお客さまからの質問にお応えしていくことも大切な仕事です。医薬品によっては流通が不安定で手に入りにくいケースもあり、医療機関から「代わりになる医薬品はないか」という問い合わせが営業担当を通じてよく寄せられます。その際、身につけた知識をもとに適切に回答し、営業担当から「お客さまから感謝いただいたよ」という声をいただいた時は、自分の仕事の意義を実感できて、とてもうれしいです。また、中北薬品では医療機関に向けて情報誌を発行しており、医薬品の適正な使用を啓蒙する記事の執筆をした経験もあります。そうしてお客さまに広く貢献していく仕事ができる機会を、若いうちから得られることにもやりがいを感じています。

TOPICS

ある一日のスケジュール

Daily Schedule

AM 8:30 出社後、本日取り組む業務の確認
AM 9:00 薬剤師が出庫する必要のある医薬品の準備
AM 10:00 支店に納入された医薬品の入庫作業
PM 12:00 医薬品を販売する際の法令遵守を確認
PM 13:00 昼食
PM 14:00 営業担当からの問い合わせについて調査
PM 16:00 明日納品予定の医薬品の準備
PM 17:00 退社

複数の業務を同時に処理しなければならない場面も多く、マルチタスクが求められるため、優先順位をつけて行うことが求められます。

管理薬剤師として経験を積んだいま、
これからどのように
キャリアアップしていきたいですか。

中北薬品の管理薬剤師は、患者さんと直に接する仕事ではありませんが、縁の下の力持ちとして医療の最前線を支えています。習得した知識を生かして人の役に立ち、強い責任感が求められるこの仕事は、私の性格に合っていると感じており、これからも管理薬剤師としての仕事を極めていきたいと思っています。医療業界では日々新たな医薬品が販売され、遵守すべき法規も変化しており、そこにいち早く対応できるようにDIの能力を磨いていきたいです。また、中北薬品は検査試薬や動物用医薬品なども扱っており、こうした製品の知識をつけて、適切に情報提供をできるようになりたいです。管理薬剤師として社内外から絶対的に頼られる存在を目指して、さまざまなことを学びたいと思っています。

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